大御所「美空ひばり」
鼻にかかった、どすの利いた声。
若い頃の写真を見ると化粧っけもなくとても庶民的に見えます。
話はそれて黒澤明の初期の作品「酔いどれ天使」笠木しずこに度肝を抜かれましたが、存在が「さらけ出されている」そんな感じです。
ともに独特のこぶし、おばちゃんのような親近感と強烈な存在感があります。
またまた話は変わって女性ボーカルでエクセレントにうまくて、同じように「さらけ出している」と思う偉大な歌手ニーナ・シモンは聴いてた洋楽の範疇には無かったのですが、ひょんなことから手にしたコンピレーションCDで知りました。ジャズ、ソウルそしてグルーヴの女王は日本の「ひばり」にも通じる気がします。晩年は少し悲しいところも。
これはフィギュアではなくて木彫のレリーフです。黒檀に彫っています。
男を嘆く歌が多いのかな。カントリー系の曲が好きです。ピアノも恐ろしくうまい。
最後に最近三部作が公開された好きな映画「before sunset」のエンディングに使われていて、それがとてもよい。一番好きなラストシーンです。